コミュニティ:

〈もぎ取り屋〉

昼でも締め切られたカーテンの隙間から、暗い店内へ外の光が差し込んでいる。 奥には無口な店主がおり、店内には所狭しと〈夢宝〉とは呼べない種々のがらくたがうず高く積み上げられている。 欲しいものが山の下にあるのなら、注意をしなければならない。 無理に引き出そうとすれば、きっと崩れてくるだろう。 埃っぽく、どこか黴臭い。静かな店だ。 価値のあるものがあるとは思えないけれど、もしかしたら何かが見つかるかもしれない。
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「"もぎ取り"屋……。人は彼をそう呼んだ……。」
殺し屋の異名みたいでかっこいいなーと思う竜娘であった。
(ENo. 2) 2020-06-26 16:52:17
何か落としていったが、それにも特に気にする様子はなかった――。
(ENo. 58) 2020-06-19 19:09:38
メーティー
「 」
(ENo. 58) 2020-06-19 19:08:16
しばらく物を手にとっては眺めてを繰り返していたが、ふいと無造作に物を引き抜いて小さく山を崩した。予想していたとでも言わんばかりに身を引いて、「わるいわるい!」とは言うものの大してそうは思っても無い様子。
じっくりと山を漁って手にしたのは、廃材にしか見えない木の板を一つ。端が少しばかり欠けた器を一つ。
それの代わりに、やけに軽い音のする硬貨を店主の前へ数枚。
「ちゃんとした店を探して、いいやつ買ってもよかったんだけど!こういうところでお宝でも探すみたいに探すのもオツってーか、楽しいんだよな!あ、それは持っていくもんの代金とチップってやつ。いいもん食うといいぜ。ここで価値があるのかわかんないけど!オレがまたどっかいくまで潰れない事を祈ってるぜ。じゃあな!」

閉めるときも配慮とは無縁とばかりに、盛大に戸の軋む音を立てて去っていった。
(ENo. 58) 2020-06-19 19:07:52
極彩色をした髪の男は物怖じせず、いかにも軽薄な笑顔で場違いとも云える店内へ足を踏み入れた。
「お、いい雰囲気じゃん!オレこういう薄暗いところもだーいすき。こーいう店ってセーカツしていけてんの?どれが商品なのかわかんねー!値札とかねーよな?こんだけ物があったらどっちでもわかんなさそうだな!」
さっと辺りを見渡すと、返事を待つことなくそう捲し立て。ほんのしばらく商品を見るでもなく店主を観察していたが、おもだった反応は無いと知れれば高く積み上げられた物の数々へ目を移した。
(ENo. 58) 2020-06-19 19:05:08
戸を乱雑に揺する音がする。
「開かねぇのここ?つかどっちだこれ。あ、いけた!」
軋む音に混じってべきりとどこかが音を立てたが、特に気にするそぶりはない。
(ENo. 58) 2020-06-19 19:03:44
 
(ENo. 12) 2020-06-11 19:32:11
最後の最後で凡ミスするのはナシよりのナシナシであった……。
(ENo. 12) 2020-06-11 19:17:03
酸塊
「そうして店内に雑音が鳴り響いて……

ボロっちいし何かちょっと湿気てはいるものの……革の切れ端をみつけた!やったね。手芸用の針と糸なら現実の家にあったはずだ。満足そうに切れ端を取り出すと、"ゴミとしては妥当"だと思った程度の小銭を、店主の近くにありそうなテーブルに投げて店から出て行く。
……ゆっくり扉をしめて。」
(ENo. 12) 2020-06-11 19:16:19
店内の空気を感じ取ったようで、店主に何か断りを入れるでもなく、勝手にゴミの山に触れ始める。 ……先程露店で買ったナイフ、鞘を用意して貰うのをすっかり忘れていた。なので、こんだけ色々あるなら使えそうな革でもないだろうか?……人間のクズは聳え立つゴミのクズを目にしてそう思い付いたのだ。
幸い手袋は着けている。指先を怪我することもあんまりないだろう。

がたがた。ゴミとクズが混じり合う。
(ENo. 12) 2020-06-11 19:09:44
──この世界で、あまり見ない見て呉の建物。
人間のクズゆえになにか惹かれるものがあったのか、扉に手を掛け……手を…………あっ何かちょっと立て付け悪い!変に引っ掛かってる! 幾度かガコガコと扉を揺らして、ようやく店内に入ることかできた。なぜひとつの扉をくぐるためにここまで疲れなきゃならんのか、はあとでかい溜息をひとつ漏らせば、空気中の埃が元気よく舞う。
(ENo. 12) 2020-06-11 19:04:21
 出る時も、わざとらしいぐらい扉は軋む音を立てた。
(ENo. 10) 2020-06-11 11:17:05
「…………。それじゃ、失礼します」
 結局のところ、それだけ言って少年は店を後にする。
(ENo. 10) 2020-06-11 11:16:41
「ああ、そう──」
 少年は苛立たしげに言葉を吐き出した。
 そんな質問を投げかけたこと自体が、自分がこの店に来るべき〈客〉ではないような。
 しかしそれを認めることもなんだか腹立たしく、一通り頭の中で文句を並べたてたけれど。
 店主にぶつけても、こたえないような気がした。
(ENo. 10) 2020-06-11 11:15:33
「あの……これは、何に使うものなんですか?」
 しばらく眺めた後で、音を上げるような気分で少年は店主に言葉を投げかけた。
 白い顎鬚の老店主は、その時だけちらりと視線を上げて、少年と、少年の前にある商品を一瞥した。
 しかし、相変わらずなにかを言うことはなく、沈黙したまま目録に目を落とした。
(ENo. 10) 2020-06-11 11:10:04
 砕けた木の破片、得体の知れない何かの部品が、麻紐で括られてひとつの売り物として積まれている。
 天井から、襤褸布が垂れ下がっている。
 一見して、何か目に留めるようなものがあるようには見えない。
 廃棄場から、売り物にならなさそうなものさえ引きずり出してきて、無理矢理並べているような塩梅だ。
 何のためにこんな店があるのか、少年には見当がつかなかった。
(ENo. 10) 2020-06-11 11:03:38
「こんにちは──」
 挨拶をしても応えはない。
 少年はちょっと眉を寄せて不服そうな色をあらわにしたが、それ以上は何か声をかけることはなく、積み上げられたがらくたたちを物色し始めた。
(ENo. 10) 2020-06-11 10:59:53
 ──扉を開けると、わざとらしいぐらい軋む音がした。
 店内に扉の形に光が差して、少年の影が落ちる。
 来店を告げる小さな鐘は錆びており、奥で目録を眺める店主は、視線を上げることさえしなかった。
(ENo. 10) 2020-06-11 10:56:30